10年越しに緋色の欠片にハマった話
タイトルのままですが…
もともと、ゲームをやらない人だったのですが数年前ふと思い立ってPSP を買ったのですよ。
そしたら、その後すぐにPSP 生産終了するという残念なことに…
当然、以後世に出たゲームソフトはプレイすることが叶わない訳なんですが
まぁ、せっかくなのでね!既に出てるやつを色々やってみようという訳で!
緋色の欠片はアニメ化もしてたし名前だけは知ってたのと、好きな声優さんが出てたのでってことで手に取ったんですけど
これがまぁ、
めちゃくちゃ良かった。
面白かったです。
…と今更過ぎるブームが来ております。
凄い語りたい!もしくは語り合いたい!と思うも既に語りつくされている感は否めない。
しかし!そもそも自己満足の文章なんで気にせず書き散らかしていこうと思います←
ネタバレありです。
面白かったポイントとして
①話の世界観や設定
遥か昔から封印された刀、封印を守る力を持つ主人公と人ならざる力を持つ守護者たち…という和風ファンタジーな設定も好みなのですが
主人公が重要人物のわりに何も知らされていないので、何がなんだか分からないうちに戦いながら少しずつ事実が明らかになっていくのが面白かったです。
それにしても、実際にこんな村には住みたくないなぁとは思いましたけどね(°▽°)色々と怖すぎ。
②ボリュームたっぷりでやりごたえがある
一難去ってまた一難でなかなか大団円までの道のりが長かった……。人によってはしんどいかもしれませんが個人的には長く作品世界に浸れたので良かったです。本編の終章があっさりし過ぎな気もしましたが、後日談で補完されていたのですっきりしました。
ルートごとに結構展開が違うので
毎回新鮮でした。
全ルートやって感じたけど、なんか主人公騙されてばっかりだな笑
③女性キャラが多い
こういう女性向け?の作品て女性キャラが少ないイメージがありますが
主人公のおばあちゃんを抜きにしても4人。
女性キャラが多いと華があって楽しいです。
話にもしっかり絡んでくるし。
特にこの子!アリア!(画質悪いですが)
かわいい…本当にかわいい…幼いのに口調が大人びてるの凄い好き…。
言蔵美鶴ちゃんに関しては複雑な感情を抱いております笑。
基本的にはいい子なんですけどね。
三角関係にさえならなければ。
④ストーリーが熱い
古くからの定めに縛られている人たちばかりなので、それに抗うぜ!っていうのは燃えますね。
敵との戦いが圧倒的に不利なのはびっくりでした。
しかも、本当にギリギリのところまで弱いままなんですよね。味方も一枚岩じゃなかったりするし。
ドンドン追い詰められる絶望的状況をどう乗り越えるかがみどころでした。
一応恋愛ゲームですがゴリゴリのラブストーリーって感じでもないので、そこもちょうど良かったです。
割と男性でも楽しめそうな気がします。
各ルート感想
大蛇 卓
知性派だけあって情報戦をしようとしてたのが面白かったです。主人公は裏切られますけど(´・∀・`)
途中彼が不在の間、女の子たちとキャッキャできたんでその印象のほうが強いです💦
狗谷 遼
隠しキャラ。ずっと匂いがどうこう言ってた気がする…。どうやったら出会えるんだろうと考えてたんですが割りと簡単に見つかって良かったです。
まぁ、理不尽な運命を受け入れられない人もいたっていうのは納得でした。
性格と覚醒した姿とのギャップが凄かったです。
まさかの犬耳。
犬飼慎司
健気な後輩。主人公は裏切られますけど(´・∀・`)二回目
御言葉使いって響きがかっこいいです。
なんかもう美鶴ちゃんがやたら引っ掻き回してきたイメージしかない💦
彼女も気の毒なんですが、さすがにやり過ぎでしたね…。女の嫉妬怖い((( ;゚Д゚)))
鴉取真弘
ムードメーカーとして場を和ませてくれた愉快な先輩。でも、実は重い使命を背負っていて意外と一人で抱えこむタイプでした。
だからこそ、最後に二人で力を合わせて難局をのり越える時にカタルシスを感じます。
カラスが好きなので覚醒した姿もテンション上がりました。
狐邑祐一
他のルートみたいに裏切られたり、ぶつかり合ったりというのがなく、
序盤から優しくて協力的な先輩。
そりゃ、好きにもなるわなーって感じですが
本当に心を開いてくれるまでに時間がかかったので
終盤はなかなか切なかったです。
先祖の代からの悲恋話も悲しかったので
報われて良かった。
主人公より祐一先輩の方に共感しながら進めました笑
あと、女の子たちと一番仲良くなれるルートなのでそこは嬉しかった。美鶴ちゃんも優しくしてくれるし( ̄▽ ̄;)
鬼崎拓磨
さすがメインヒーローというかなんというか、一番ドラマチックだったように思います。
だって、先祖返りって!時を越えて再会って!
最初からずっと夢に見てたしね!
一番最初に出会って助けてくれた人でもあるし。
最初の方は敵に負けてばっかりなのもあってギクシャクしてるんですが
雨降って地固まるというのか
すれ違った分だけ信頼関係が早く出来上がってたように思います。
そしたら、今度は周りに引き裂かれる訳ですが。
そこからの駆け落ち展開はグッときました。
世界は敵に回すわ、拓磨の心は刀に乗っ取られそうになるわの悲壮感漂う逃避行です。
それでも結局捕まって二人がお互い相手の為に命を捨てると決めた後の最後の逢瀬のシーンがこのゲームで一番好きなシーンです。美しくも悲しい…。
タイトルの緋色の欠片って言葉が出てくるのもここだし。
一番好きなキャラも拓磨です。
以上今更感あふれる感想でした!
もっと早く出会えていればよかったな…